「野球チーム向けの検診を行います!!」

皆さんこんにちは!

理学療法士の小座間です。

12月も終盤に入り、野球選手はオフシーズン真っ只中ですね。

最近は『投球障害を予防しよう!』という考え方が浸透して早期に受診する場合も増えてきましたが、野球傷害で3番目に多い『野球腰』については、発症後だいぶ時間が立ってから受診する例がまだまだ多くあります。当院の研究データによると、野球腰の65%に腰椎疲労骨折(治らないものを腰椎分離症と呼びます)があり、発症してしまうと治療に3~6ヶ月かかることから早期発見や予防に努めたいところです。また、肘や肩の痛みやしびれ感、力の入りにくさがでる『胸郭出口症候群』も、早期発見によって治りやすい疾患ですので、早めに見つけたいところです。

そこで、当院では2023年1月より、すべての野球を楽しむ方々を対象に、野球肘・野球肩・野球腰・野球胸郭出口に、身長に対するレクチャーを加えた新しい「野球検診(めざせ!第二の大谷翔平選手さん)」を実施することになりました。大谷翔平選手の活躍をみても野球を始めとするアスリートとして活躍する場合に”身長が大きい”ということはとても大事な要素ですね。両親の身長からお子様の最終身長を予測することや、栄養・睡眠・運動に関する知識を持っていることは身長を伸ばすことにとても大事なことですね!

【検診内容】

  1. 肘エコー検診

野球肘障害の中でも、肘離断性骨軟骨炎は疼痛等の自覚症状が少ないため、身体所見に加えて超音波エコーを用いることで早期発見が可能となります。

2.肩・腰・肘・胸郭出口の理学療法評価

肩・腰・肘・胸郭出口の診察によって野球傷害の早期発見を目指します。

  • 体組成測定

当院では、体組成や採血検査などで患者様の栄養状態を評価し、必要十分な睡眠や栄養の確保をご提案します。それが長期的には治癒の促進やパフォーマンス向上、再発予防につながると考えます。

  • 高身長アスリート育成のための身長レクチャー

身長が大きくなることは、プレイヤーの皆さんのパフォーマンスを上げる要素の一つになります。身長レクチャーで皆さんに知っておいていただきたいことは、「身長の相談は早ければ早いほどよい」ということです。両親の身長からお子様の最終伸張を推定するだけでなく、小学校に入る前、学校での生活、部活動の選び方や練習日数の設定、パフォーマンス構造別の練習内容の設定、栄養のとり方、睡眠の方法など、多くのヒントをご説明できると思います。

  • 質疑応答

経験豊富な医師、理学療法士により野球肘の病態、予防法などの質問にお答えします。子ども達、保護者、指導者と共に野球肘について知識を深めていきましょう。

【治療について】

検診にて異常が見つかった場合は、保険診療となり当院でのレントゲン・MRIなどによるより精密な検査を行います。また、リハビリテーションが必要だと判断した場合には、理学療法士が医師と共に連携して適切なリハビリテーションを実施します。

―募集要項―

チーム単位(10名以上)で申込みされてください。

【費用】

選手1名あたり1000円

【開催日】

申し込み後に相談

【申し込み方法】

お電話でご相談ください。044-711-8989(担当:小座間(おざま))