長距離ランナーの間でピンクの靴がブーム?

武蔵小杉の整形外科「ベースボール&スポーツクリニック」です。

先日、Yahooニュースに「『ピンクの靴ばかり』と話題 記録更新支える「厚底」シューズ席巻 全国高校駅伝(毎日新聞)」という記事がアップされていました。

このピンクの靴の正体は、ナイキ社の「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」という厚底が特徴の陸上長距離用のシューズです。

従来、陸上長距離のトップランナーが選ぶシューズは、底(ソール)が薄いことが常識でしたが、ナイキ社は、この常識を覆して、船底のような厚底型のソールにカーボンプレートを挟み込んだシューズを開発しました。

その後、国内外でナイキ社の厚底型のシューズを着用した陸上長距離のランナー達が好記録を連発したことで、ナイキ社の厚底型のシューズは瞬く間に広まり、その最新モデル(2019年12月時点)であるピンク色の「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」は、国内外の多くのランナーが着用しています。

このように現段階では、他社のシューズと比較して、「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の優位性は高そうですが、上述のYahoo!ニュースにアップされていた記事の中で、ある監督が「ロードでもトラックのゴムの上を走るようで前に進む感覚があるが、反発力が強い分、脚や上体の筋力がないと使いこなせない」とコメントしているなど、誰もがすぐにこのシューズを履きこなせるわけではないと言う指導者もいます。

また、陸上長距離において技術的には、数年前から、フォアフット走法という前足部での接地が特徴の走法が注目されています。

この走法を実践しているマラソンの世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)は、42.195kmのフルマラソンを50mあたり平均8.5秒のとても速いペースで走り抜けると言われています。

しかしながら、市民ランナーがこのフォアフット走法を行うと、パフォーマンス前提(筋力や柔軟性、体格等)がトップレベルの選手とは異なるため、怪我をするおそれがあるという指摘もあります。

厚底型のシューズやフォアフット走法を無理なく効果的に取り入れるためには、それらに関連する知識を学んだり、用具や技術に合わせた様々な準備をされることをおすすめします。

当院には、陸上長距離のアスリートや市民ランナーの方も多数来院されています。陸上長距離のランニング障害や不調にお悩みの方は、お気軽にご来院ください。

ベースボール&スポーツクリニック
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