身長クリニックのかかり方
皆さんこんにちは!
武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。
当院の理事長は、もともとはスポーツ整形外科医なのですが、加えて鉄欠乏性貧血や亜鉛欠乏症などのスポーツ内科、月経困難症や月経前症候群など女性アスリート医学領域、そして低身長など小児内分泌領域の専門医のもとで研修し、スポーツ総合診療医として診療しています。
今回は、低身長のおこさまの診療についてご説明します。
プロスポーツ選手をみると、『大きいな』と思うことが多々あるかと思います。たしかに、野球のNPB選手の平均診療は180cm以上ありますし、バスケットやバレーボール、そして実はサッカー選手も特にキーパーやディフェンダー、フォワードは大きい選手が活躍する時代になりました。
そうしますと、成人身長が170cmと平均的な成長をしていても、アスリートの中では”相対的”に低身長となります。当院では、医学上の低身長に加えて、この最終身長が相対的低身長と予測されるお子様の治療を行っています。つまり、相対的低身長とは、お子様や保護者の方が理想とする成人期身長まで成長しなさそうなときにつける言葉となります。
具体的な当院の身長クリニックの受診法は以下のようになります。
①成長曲線などの作成と体組成測定で、成長段階のどこにいるのか?と最終身長の予測、生活指導を行う(自費診療3500円)
②採血、骨年齢測定、骨密度測定により低身長の原因を診断(身長が-2SD程度の低身長や、思春期遅発症や思春期早発症、その他小児内分泌疾患などが疑われる場合は保険診療で診療可能な場合がありますが、自費診療となる場合がおおいですね(自費の場合16500円)。
③診断に応じた治療
診断結果と御本人ご家族との相談で治療方針を決めていきます。概ね3ヶ月に1回の検査受診とオンラインなどでの説明および処方となります。
④小児内分泌疾患を疑う場合は専門医に紹介
小児内分泌専門医の診療が必要と診断された場合は、ご紹介をしております。
まずは、①のみ受けていただくと、さまざまな学びがあるかと思います。