スポーツクリニックで働いて感じたこと〜山崎まり育成コーチ〜

こんにちは!ベースボール&スポーツクリニックの山崎まりです。

私は、今月から埼玉西武ライオンズ・レディースで現役のプレーヤーとして活動しながら、ベースボール&スポーツクリニックで育成コーチとして野球をはじめとする様々な競技の患者様の復帰や育成のお手伝いをしています。

今回のブログでは、人生で初めてスポーツクリニックという医療の現場で働いてみて感じた率直な感想をお伝えします。

まず最初にスポーツ障害で来院される患者様の多さに驚きました。

私自身、これまで23年間に渡る現役生活を送ってきましたので、怪我をしてリハビリをしている期間もありましたが、これほどスポーツ障害に悩まされている患者様がいることに本当に驚きました。

特に高校生以下の若い世代のアスリートやスポーツをされるお子さんのスポーツ障害が多く、色々と考えさせられる部分がありました。

スポーツ障害には様々な要因が関係します。当院の馬見塚医師は投球障害に関係する5つ因子(投球数・投球強度・投球動作・コンディショニング・個体差)を「投球障害リスクのペンタゴン」と呼んでいます。

これらの因子をどのようにしたら、より適切なものにできるかを考えたとき、それは医師をはじめとするクリニックの中だけでなく、グランドにいるコーチのコーチングも合わせて考えていく必要があると感じました。

グランドにいるコーチが投球数・投球強度・投球動作・コンディショニング・個体差を総合的に考慮しながらコーチングを行えば、スポーツ障害を減らすことができ、そして、もっと楽しく、もっと上手くなるアスリートや子ども達が増えるのではないかと思います。

しかしながら、私も育成コーチとしてまだ駆け出しの身です。

という事で、ベースボール&スポーツクリニックでの勤務を終え自宅に帰ってから、投球障害リスクのペンタゴンのことが書いてある「野球医学の教科書」を改めて読み直しました。

1人でもスポーツ傷害で悩むアスリートや子どもが減りますように..

育成コーチ 山崎まり

ベースボール&スポーツクリニック
https://baseball-sports.clinic
TEL 044-711-8989