「第36回日本整形外科超音波学会」で、当院スタッフが研究発表を行いました
2025年7月22日

武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。
7月11日〜12日、沖縄県那覇市で開催された「第36回日本整形外科超音波学会」に、当院のスタッフである井上智晴(理学療法士)と宮﨑未来(理学療法士)が参加し、研究発表を行いました。
■ 井上 智晴 理学療法士
《演題》
「肩インピンジメント症候群の超音波エコー下長軸平行法によるブロック法 -試用評価と障害部位診断効果-」
《内容》
投球障害肩に伴う肩前方の痛みに対して、本研究で用いた注射が、リスクを抑えつつ投球時の痛みを軽減する可能性が示されたことを報告しました。
これにより、投球時に痛みがあり、パフォーマンスが出なかった方へ、より安全に検査する方法をご提案できるようになりました。
《発表を終えてのコメント》
「当院で行っている上腕二頭筋長頭腱(LHB)へのエコーガイド下注射は、安全で投球時の肩の痛みや支障を有意に改善し、多くの患者さんに高い満足を得られています。また、この注射はLHBが痛みの原因かどうかを見極める手がかりにもなり、的確な治療方針の決定にも役立ちます。投球時痛にお悩みの方は、まずは診察でお気軽にご相談ください。」
■ 宮﨑 未来 理学療法士
《演題》
「野球選手の胸郭出口症候群を対象とした超音波エコー下ハイドロリリースによる補助診断と短期治療効果」
《内容》
野球・ソフトボール選手の胸郭出口症候群に対する超音波ガイド下ハイドロリリースは、安全であり、多くの症例で短期間に症状改善がみられました。
《発表を終えてのコメント》
「投球時の肩や肘の痛み、力が入りにくいなどの症状でお困りの方に、当院では超音波ガイド下ハイドロリリースを実施しています。体への負担が少なく、短期的な改善が期待できる治療です。ぜひご相談ください。」
