キャッチボールのキーポイント①

みなさんこんにちは!武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。

今回は『キャッチボールのキーポイント』!

『今更キャッチボールですか?』と言われそうですが、投球肘障害や投球肩障害で受診してくる選手にキャッチボールで気をつけていることを聞いても、医学やコーチング学的に大切なことはあまり返ってこないのが現状です。

では、ベースボール&スポーツクリニックでティーチングしているキャッチボールのキーポイントを3つご紹介します。

①ストレッチのためのワインドアップ

 みなさんウォーミングアップの後にキャッチボールをされていると思いますが、一般的にはウォーミングアップが不十分な状態でキャッチボール練習に移っています。特に柔軟性。本来なら、イチローさんのように長い時間をかけてウォーミングアップをすべきなんですが、そこまでやってないかと思います。

 そこで、キャッチボール練習でも柔軟性の改善を目指して取り組むようにお伝えしております。その第一歩はワインドアップでのキャッチボール!

ほとんどの選手はノーワインドアップかセットポジションで投げはじめていますが、ワインドアップでのキャッチボールはキャッチボールでの柔軟性獲得に有効なのです。ワインドアップでは、脊椎、肩甲胸郭関節、肩関節や、大胸筋、広背筋などをゆっくり伸ばしていくことができます。ウォーミングアップで足りない部分まで。村田兆治さんや野茂英雄さんのイメージです。あのお二方は、試合中もストレッチをしているのです。

私も大学時代に投手をしていましたから、試合のはじめや投球数が増えた頃にどうも身体の固い感じがありました。ワインドアップで投げるときにストレッチする感じにすると、この固い感じが改善できたことを経験しております。ですから、キャッチボールの時は、是非ゆっくりとしたストレッチをするように、ワインドアップでキャッチボールをしていただくと、パフォーマンスの向上や障害予防に繋がると思います。

次回は下の二つをご説明しますね!

②筋間コーディネーション改善のための出力の最小化からの漸増
③理想とする運動モデルの真似ぶと自己の動作の最適化の探索