大学野球部に対して熱中症対策のオンラインミーティングを行いました

武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。

先日、某大学の野球部の選手達に対して、馬見塚医師による熱中症対策をテーマとしたオンラインミーティングを行いました。

今年の夏は、例年と比較して熱中症のリスクが高まっていると私たちは考えています。

その理由として、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大による長期間に渡るチーム活動の自粛、また、チーム活動の再開後も様々な制限下での練習を行っているケースが多く、そのため、例年と比較して、暑熱順化が十分に行われていない可能があるからです。

暑熱順化とは、体の機能が暑さに適応することです。

暑熱順化により体温調整が上手くできるようになり、熱中症になりにくくなります。ただし、暑熱順化には一定の期間が必要なため、上述のように、今年は、子ども達やアスリートの皆さんが十分に暑熱順化していない可能性が懸念されます。

熱中症を予防する方法としては、練習内容や練習時間、休憩・飲水・冷却などを工夫すること、睡眠時間を確保すること、食事をしっかりとることなどが挙げられます。

また、もし、スポーツの現場で「応答が鈍い」、「意識がない」、「行動がおかしい」などの脳の以上を疑ったら、救急車を呼ぶことです。対応が遅いと死に至る可能性もありますので、救急車が到着するまでは、涼しい場所に移動し、衣服をゆるめて寝かせます。意識があればスポーツドリンクなどで水分と塩分の補給を行い、水などを多く用いて冷却します。

参考文献
馬見塚尚孝(2019)『新版 野球医学の教科書』ベースボールマガジン社.
環境省(2020)『夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン2020』

ベースボール&スポーツクリニック
https://baseball-sports.clinic
TEL 044-711-8989