フリースタイルスキー・エアリアル日本代表チームでのサポート活動
ベースボール&スポーツクリニックの育成コーチの豊田です。
私は、2021年から全日本スキー連盟より委嘱を受け、フリースタイルスキー・エアリアル日本代表チームのフィジカルトレーニングを担当しています。
今回のブログでは、2022年1月30日に北海道美深町で開催された全日本スキー選手権とその前後の合宿の模様をご紹介します。
①雪上(スキー場)でのサポート
技術面を担当するコーチの隣で練習を見ながら、選手と技術コーチがどのような課題に取組んでいるかを把握し、その上でフィジカル面で解決できることは何かをコーチや選手とディスカッションしながら分析します。また、チームスタッフの一員として、練習の準備や雪上での練習がスムーズに行われるようコース整備などもお手伝いしています。
②陸上(トレーニングルーム)でのサポート
日常のフィジカルトレーニングのサポートは、選手達が北海道、神奈川県、広島県に住んでいるため、主にオンラインで行っています。それと並行して、合宿では、体力測定やエクササイズテクニックのコーチングなど、オンラインでは難しいサポートを行っています。言い換えるとオンラインとオンサイト(対面)のハイブリッド方式でフィジカル面の向上を目指しています。今回の合宿でも全日本選手権の後にウェイトトレーニングやプライオメトリクスのコーチングを行いました。
③選手のスポーツ科学・医学に関するリテラシーを高めるサポート
特に次世代を担う若手の選手は、受動的にサポートを受けるだけでなく、選手自身がスポーツ科学や医学のリテラシーを高め、目標達成に向けて能動的に行動することが重要だと考えます。今回の合宿期間中においては、トレーニングの合間に映像やデータを用いたスポーツ科学のレクチャーを行いました。
以上、フリースタイルスキー・エアリアル日本代表チームでのサポートの様子でした。
当院では、このようなスポーツ現場でのスタッフの活動を通じて、アスリートの育成、パフォーマンス向上と障害予防、スポーツ現場と医療のシームレスな関係性などを目指しています。
ベースボール&スポーツクリニック
育成コーチ 豊田太郎