野球肘 ― 「アイシングをして様子を見る」が招くリスク
2026年4月9日

「肘が痛い」と訴える選手に対して、「まずはアイシングをして様子を見る」という対応が行われることがあります。アイシングには痛みを軽減する効果がありますが、野球肘において損傷した組織の治癒を促進するかどうかについては、十分なエビデンスは示されていません。
実際に靱帯や骨に損傷があるにもかかわらず、アイシングによって痛みが軽減したことでプレーを再開し、結果として障害を悪化させてしまうケースも少なくありません。
このようなリスクを踏まえ、当院では肘の痛みを訴える野球選手に対して、自己判断でアイシングを行い、様子を見るのではなく、早期に医療機関を受診することをおすすめしています。
野球中に肘の痛みを感じた場合は、早めにご受診ください。
