「バッティングで手のひらが痛い」は骨折かも?②
2020年5月14日
2022年3月2日
武蔵小杉のスポーツ整形外科「ベースボール&スポーツクリニック」です。前回のブログでは、野球の打撃障害のひとつである有鉤骨(ゆうこうこつ)疲労骨折についてご紹介しました。
今回は、有鉤骨疲労骨折を予防するためのポイントをご紹介します。
①過剰なトス打撃を行わない
過剰なトス打撃によって繰り返させるストレスで有鉤骨が弱くなり、疲労骨折することがあります。また、パフォーマンス向上の観点からもトス打撃のような常に一定のスピードやコースにボールが来るクローズドスキルの練習だけでなく、様々なスピードやコース、球種を打つオープンスキルの練習も取り入れることが有効です。
②バットのグリップエンドに小指をかけない
写真のようにバットのグリップエンドに小指をかけてバットを握る選手に有鉤骨疲労骨折が多いことが知られていますので、障害予防の観点からはグリップエンドに小指をかけない握り方がリスクが低いと言えます。
以上のようなポイントが有鉤骨の疲労骨折を防ぐための方法ですが、もし「バッティングで手のひらが痛い」と感じたら、前回のブログでご紹介したように既に有鉤骨の疲労骨折している可能性がありますので、早めにご受診ください。
ベースボール&スポーツクリニック
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