スポーツ障害の治療や予防におけるスポーツデータの取得方法の進化

ベースボール&スポーツクリニックの育成コーチの豊田です。

近年、スポーツの世界では、試合や練習、睡眠時間等のライフログまで、様々なデータを分析してパフォーマンスの向上や障害の予防、治療などに活かしています。今回のブログでは、近年のデータの取得の進化についてご紹介します。

従前のデータ分析は、グランドや体育館、トレーニングジムなどで様々な測定を行い、その結果を評価して介入するという流れが主流でした。しかし、最近は様々なテクノロジーを用いて、リアルタイムで試合や練習、フィジカルトレーニングの画像や生体データを評価しながら介入を行っていく方法が増えています。

当院で用いているWattbikeというインドアバイクもそのひとつで、ペダリングをリアルタイムで可視化しながらコーチングすることが可能となっています。最近では、サッカー選手を対象にした研究で、Wattbikeのペダリング技術の介入によってスプリント能力(短距離走)向上したという報告があり、様々な競技で注目されています。