ジュニア野球選手の肩の痛み「上腕骨近位骨端線離開」とは

ジュニアの野球選手に多く見られる投球肩障害である「上腕骨近位骨端線離開」について紹介します。

上腕骨近位骨端線離開とは、上腕骨の肩近くの骨端線が開いてしまう障害です。

骨端線とは骨の成長が行われる場所で、軟骨から成り立っており、力がかかる場面で比較的弱い部分になります。そのため、投げる動作によるストレスが原因で軟骨が開いたり、さらには上腕骨がねじれてしまう場合があります。

この症状は、レントゲンなどの検査を通じて診断されます。上腕骨近位骨端線離開と診断された場合、通常は投球を約4週間休止します。痛みがなくなったら、徐々に投球を再開します。

お子様が野球をしていて肩に痛みを感じた場合は、我慢して投球を続けることなく、早めに医療機関を受診することをおすすめします。