データドリブンに障害予防とパフォーマンス向上をサポート 〜多摩高校野球部パフォーマンス測定レポート〜

武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。

先日、神奈川県立多摩高校野球部の選手たちを対象に、当院の第二スタジオでパフォーマンス測定を実施しました。今回は、その様子をご報告します。

■パフォーマンス測定の意義
障害予防とパフォーマンス向上のために、当院では、スポーツ医学とコーチング学の知見に基づき、最新の測定機器を用いて選手一人ひとりの現状を多角的に分析しています。

■実施した測定項目
【身体組成評価】
・InBodyによる身長、体重、体組成評価(体脂肪率、除脂肪体重、FFMI)
【体力測定】
・Wattbikeによる下肢パワー測定
・ジャンプマットを使用した各種ジャンプ力測定
・全身反応時間測定
【野球パフォーマンス評価】
・Rapsodoによるピッチング測定(球速、回転数、回転軸、変化量他)
・マーカーレスモーションキャプチャーによるピッチング動作測定(関節角度、重心の並進移動速度)
・Blast Motionによるスイング測定(バットスピード、アタックアングル他)

■測定結果の活用方法
測定で得られたデータをもとに、チームや選手の課題を特定し、エビデンスに基づいた練習やフィジカルトレーニングの方法をご提案します。例えば、バットスピード向上には筋肉量の増加が必要なケース、打撃パフォーマンス向上には体幹の安定性向上が効果的なケースなど、具体的な改善策をお示しします。

■多摩高校野球部の先進的な取り組み
印象的だったのは、選手たちのデータへの理解と積極性です。測定の意義や数値改善のための方策について、具体的な質問が多く寄せられました。今回の測定結果を、選手それぞれの障害予防やパフォーマンス向上に活用していただければ幸いです。

当院のパフォーマンス測定にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ】
ベースボール&スポーツクリニック
TEL:044-711-8989