スタッフインタビュー〜放射線技師 佐藤 啓樹さん〜

武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。

当院はスポーツ医療に特化したクリニックであるため、画像検査においても、スポーツ動作に伴う障害を捉えることに重点を置いています。今回のブログでは、その撮影を担う診療放射線技師の佐藤啓樹さんを紹介します。

■入職のきっかけ

私が放射線技師を目指したのは、がん治療に携わりたかったからです。実際にその希望は叶い、がん治療に関わる仕事を一通り経験しました。これからのキャリアを考える中で、環境を変えようと考えるようになりました。

次に考えたのは、放射線技師と、これまで交わることのなかった分野を繋げて、新しい価値を生み出すような取り組みができないかということでした。そう考えていたときに興味を持ったのが、スポーツ領域です。

もともと私自身が野球をしていたこともあり、「野球に関わる仕事」ができるのであれば、職種は放射線技師にこだわる必要はないのかなとも思っていました。そこでアナリストという職種について調べ始めたのですが、その過程で、既存のアナリストとして勝負していく厳しさも見えてきました。それならば「放射線技師だからこそできるアナリスト」という新しい領域を自分でつくろうと考え、その構想をSNSで発信しました。それが馬見塚先生の目に留まり、お声がけいただいたことが入職のきっかけです。野球と自分のこれまでのキャリアを掛け合わせて新しい価値を見出せないか、という問いから始まったご縁でした。

■入職してみて

実際に入職して感じている良さは、大きく2つあります。

ひとつは、他部署との連携が密であることと、そこから逆算して自分の役割を考えられることです。クリニックという規模だからこそ、他部署との距離が近くなります。先生の診察を見る機会もありますし、理学療法士とも活発に意見を交わせます。「画像」という自分の専門分野に閉じこもるのではなく、多様な視点から患者さんを見ることができる環境です。そのうえで「この中で自分の役割は何か」を逆算してアプローチを考えられるようになり、チーム医療の中で働いているという実感を強く持てることに喜びを感じています。

もうひとつは、スポーツ専門クリニックならではの患者様と向き合えることです。ジュニアからトップアスリートまで多くの患者さんが来院され、スポーツに特化しているからこそ蓄積される知見があり、その視点から患者様の状態を捉えられている実感があります。

スポーツに興味がある放射線技師にとって、この環境の面白いところは「動作メカニズムと画像の整合性」が理解できる点だと思います。「こういう動作をするから、ここにこの負荷がかかり、その結果この画像所見として現れる」というメカニズムが、自分で画像を撮ることでつながる面白さがあります。それが理解できると、教科書どおりに撮影するだけでなく、「野球の病態に合わせるなら、少し角度を傾けて撮影した方がいい」といった、臨床に即した工夫を提案できるようになっていけると感じます。

また、私たち放射線技師はリハビリに直接付き添うわけではなく、経過を画像として映し出す役割です。それでも患者様の経過を追いかけながら「競技復帰の過程に一緒に携わっている」という実感が強く得られています。

■今後について

今後は、画像で現在の状態を捉えるところからさらに一歩進めて、撮影した画像から「この選手が今後どういう復帰プロセスをたどっていくのか」を予測することにアプローチしていきたいと考えています。そのために、撮影画像そのものの価値を高めていきたいですし、AI等を活用した可能性も探っていきたいです。

当院には、その土台となる症例が数多く蓄積されています。それらを活かし、選手の復帰プロセスにしっかりと役立てられる形へと進めていきたいと考えています。

当院のスタッフ採用情報は、求人検索サイト「Indeed」に掲載しています。
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