ねんざを軽く考えていませんか?
2026年3月19日

今回のテーマは、足関節の「捻挫」です。
捻挫というと、「足を少しくじいた程度のもの」「少し休めば治るもの」といったイメージを持たれることが少なくありません。しかし、医学的に捻挫とは、靭帯の損傷を意味します。決して軽視すべき外傷ではありません。
例えば、「ピッチャーが肘の靭帯を損傷した」と聞くと重大な怪我という印象を持たれると思います。一方で、「足首を捻挫した」と聞くと軽い怪我のように受け取られることがあります。しかし、いずれも本質的には靭帯損傷であり、医学的な位置づけは同じです。足関節の捻挫だからといって、軽く考えてよいものではありません。
特に注意が必要なのは、捻挫を繰り返すことによって靭帯の緩みが生じ、慢性足関節不安定症へと進行する可能性がある点です。この状態になると、足関節の不安定感や力の入りにくさ、繰り返す捻挫などが生じ、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。
足関節捻挫は、「一度きりの軽い怪我」では終わらない可能性があります。だからこそ、適切な評価と治療を早期に行うことが重要です。
