武蔵小杉のベースボール＆スポーツクリニックです。

当院には、野球以外にも様々なスポーツに取り組んでいらっしゃる患者様が来院されます。今回は、ダンスやチアリーディングといった「表現運動」と言われるスポーツの傷害についてご紹介します。

ダンスやチアリーディングは、卓越した表現を行うために、身体の通常の可動域を超える動作を行ったり、特殊な回転やジャンプを行うことがある、とてもハードなスポーツです。独立行政法人日本スポーツ振興センター（JSC）が発行している「課外指導における事故防止対策 調査研究報告書」によると表現運動の傷害として、統計的に最も多いのは、捻挫であり、他には骨折、打撲、腰痛などが挙げられています。

さらにペアや集団で行うリフト系の動作（スタンツやトス）では、着地の失敗や落下による傷害も珍しくありません。このような場合は、打撲や骨折以外に脳震盪が起こる場合もあります。

傷害の多い年代として、JSCの統計では中学生より高校生が多いというデータがありますが、これは表現運動の部活が中学校より高校の方が多いからであると言われており、実際に当院にも高校生だけでなく、中学生や小学生の患者様もいらしています。

上述のようにダンスやチアリーディングは、身体的には非常にハードな場合があり、練習中や大会での怪我は珍しくありません。当院では、他のスポーツと同様にダンスやチアリーディングの治療やリハビリも行っておりますので、痛みや不調を感じた際は是非ご来院ください。

参考文献
独立行政法人日本スポーツ振興センター（2015）課外指導における事故防止対策「調査研究報告書」．

ベースボール＆スポーツクリニック
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