風が吹けば桶屋が儲かる。コーチが禁煙すると選手の怪我が治りやすい???
2021年1月29日
神奈川県川崎市のベースボール&スポーツクリニックです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、ある事象が思わぬところに影響を及ぼすことを例えたことわざですが、今回は、前回までのブログでご紹介した三次喫煙(サードハンド・スモーク)とアスリートや子ども達のスポーツ障害が全く無関係ではないというお話を紹介します。
タバコに含まれるニコチンは、ビタミンCの吸収を妨げ、喫煙者は慢性的なビタミンC不足になりやすいことが知られています。このビタミンCには、靭帯や腱、軟骨などの主成分であるコラーゲン作る役割があるので、タバコを吸っていたり(一次喫煙)、受動喫煙(二次喫煙)をすると、ビタミンCが不足し、コラーゲンを作る能力が低下します。
三次喫煙でもニコチンが非喫煙者に影響を与えますので、例えば、コーチが練習の直前や休憩時間に喫煙すると、アスリートや子ども達は、三次喫煙を通じてニコチンの影響を受け、一次喫煙や二次喫煙と同じようにビタミンCが不足し、コラーゲンを作る能力が低下する可能性があります。
既に多くの指導者の皆様が副流煙や受動喫煙に気をつけていらっしゃいますが、当院では、上述の観点から三次喫煙にも留意していただくことをおすすめしています。
※禁煙をご希望の方は、禁煙外来をご紹介させていただきますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
ベースボール&スポーツクリニック
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