怪我をしたあとの練習はどんな風にやったらいいの?

皆さんこんにちは~!
武蔵小杉の野球とスポーツ傷害の専門クリニックのベースボール&スポーツクリニックです。

当院には、肩痛、肘痛、腰痛、膝痛など、スポーツによる痛みなどで困っているプレーヤーのみなさんが来院されます。
診察ののち、x線やMRI、超音波エコーなどを利用して診断し、リハビリテーションを行うのですが、治療の過程でよく聞かれる質問の第一位は『怪我をしたあとの練習はどんな風にやったらいいの?』という質問です。

この質問に答えるときに大切なことは、
①怪我の診断名
②治療の状態:安静期?回復期?復帰期?再発防止期?
が一般的なのですが、当院ではこれに加えて
③成長フェーズは前思春期?思春期の前期や後期?成人期
④体組成の状態は?
⑤鉄欠乏性貧血、亜鉛欠乏症、ビタミンD欠乏症などは?
⑥パフォーマンス構造は?技術力、戦術力、体力、心的知的能力別の評価
とさらに④つの状態を評価して練習法を提案しています。

③の成長フェーズの評価は、おこさんの身長や体重のデータと、両親の身長データをいただき成長曲線や成長速度曲線を作成して説明しています。
④の体組成の状態は、InBodyで測定しています。食事や練習の量が適切かどうかを評価しています。
⑤は、必要に応じて採血検査を行っています。特に、疲労骨折の選手に鉄欠乏性貧血が多く、この内科的治療を併せて行うことが大切です。
⑥パフォーマンス構造別の診断は、どんなトレーニングをすればよいかの指標になります。

しばしば医師に『怪我をしたあとの練習はどんな風にやったらいいの?』と聞かれますが、これは理学療法士や育成コーチがリハビリの中で評価して質問に答えています!是非、リハビリ室の中でこの質問を投げかけてくださいね!