投球障害のリハビリにおけるジャンプテストの活用

武蔵小杉のベースボール&スポーツクリニックです。

当院では、整形外科学や理学療法学に基づく診療・リハビリテーションに加え、スポーツ科学やトレーニング科学など、さまざまな分野の知見を取り入れたリハビリテーションを行っています。

例えば、近年の野球におけるストレングス&コンディショニング研究では、下肢のパワーと投手の球速やボール回転数との関連が、多くの研究によって報告されています。

当院では、投球障害で受診された患者様に対して、カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)等のジャンプテストを実施し、下肢のパワー発揮能力を測定しています。これにより、投球という競技動作に対してどの程度の身体的リソースを有しているかを客観的に評価し、リハビリテーションプログラムの設計に活用しています。

また、CMJはスポーツ現場において、コンディションのモニタリング指標として用いられています。そのため、当院で定期的に測定している患者様のデータにおいて、ある時点でCMJの値が急激に低下した場合には、身体の状態や疲労の蓄積、体調の変化などについて、通常よりも丁寧に確認を行います。

その結果、課題が認められた場合には、リハビリテーションの内容を調整するとともに、必要に応じて追加評価や医学的検査を行うなど、医学的に適切な対応を行っています。