シンスプリントと疲労骨折
2019年11月28日
2022年1月26日
みなさんこんにちは!今日は、ランニング系トレーニングが増えるとそれにつれて増えるシンスプリントと疲労骨折について解説します。これまではx線検査で調べていたため、x線で異常がないとシンスプリント、異常があれば疲労骨折と診断するのが一般的でした。
しかし、MRI検査の進化によって、これまでシンスプリントと診断されていたものの中に、脛骨骨髄内に異常信号が見えるようになりました。しかも、そのような例の経過を見ていると、「仮骨」と呼ばれる疲労骨折で見える所見が出現する場合があることが証明されつつあります。
このように、これまで別の障害として考えられてきたシンスプリントと疲労骨折が、障害の”病期”、つまり、程度の差と考えられるようになってきました。どちらも同じような選手に出現することからも、別の障害と考える方が無理がありますね。
当院でも、シンスプリントと疲労骨折の鑑別のためにx線に加えてMRI検査を行い、早期に確定診断を下すようにしております。
また、治療は、リハビリテーションが中心となりますが、他にも栄養指導がとても重要なのです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3411460/