ダンスのけが!

皆さんこんにちは!野球とスポーツの専門クリニックを目指しておりますベースボール&スポーツクリニックです。

今日はダンスのけがについて!

当院にもダンスのプロフェッショナルであるD.Leagueの選手のみなさんがけがでお越しになられますが、けがの多い競技のひとつですね。多くが”外傷”とよばれる捻挫や骨折ですが、”早期に復帰したい!”というお気持ちにいかに応えるか?を考えながら診療しています。

一番多いのは”足関節ねんざ”ですが、この”ねんざ”の中には”靭帯損傷”や”骨挫傷”という痛みが取れるのに時間がかかる損傷も多々含まれています。

足関節の靭帯損傷は、”エバーステップ1”という簡易的なサポーターがとても有効です。以前はガッチリした”装具”を用いていましたが、不安定性はとれるのですが足関節が固くなってスポーツ復帰が遅くなる傾向がありました。エバーステップ1の治療では、1週間程度で足関節の不安定性が取れて軽くジョギングを開始でき、足関節の動きもあまり固くなりません。

次に症状が長引くのは”骨挫傷”です。骨挫傷は、”捻挫”以上”骨折未満”という状態です。単純x線でば骨折は認められないのですが、MRIを撮像するとSTIRやT2脂肪抑制画像で骨の中に白い部分がみえてきますから、捻挫であってもMRIを撮ることがあります。骨挫傷があるとおおむね3週間は痛みが残ってきますので、復帰しはじめるのは3~4週間かかると説明しております。アスリートにとってはちょっと嫌なけがですね。

ということで、ダンスのけが、とくに足関節ねんざについてご紹介しました。早期復帰のためには早期受診が大切ですよ!