野球肩

みなさんこんにちは!武蔵小杉のスポーツ整形外科のベースボール&スポーツクリニックです。

今回は野球肩について解説します!

野球肩は、小学生に多い上腕骨の骨端線がずれてしまう『上腕骨近位骨端線離開』と、中学生以降に多い肩インピンジメント症候群が主なものです。

ただ、どちらも同じように投球動作に関係して発症し、同じような肩関節に作用する力学的ストレスで生じますので、にている野球障害です。

上腕骨近位骨端線離開は、この骨端線の強度が弱いために生じ、インピンジメント症候群は骨端線が閉じて強くなったために他の部位で骨と骨や軟骨、腱板という腱(アキレス腱みたいなもの)が衝突して傷がつくという違いがあるのです。

上腕骨近位骨端線離開の治療はその状態に応じて安静(0~3週程度)、投球動作の改善、柔軟性の改善が主なものです。

また、インピンジメント症候群では、あまり安静を取ることは少なく、注射などを加えながら『投げながら治す』という方法を取っております。