m3.comニュースの取材をお受けしました。

https://www.m3.com/news/kisokoza/705617

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https://www.m3.com/news/kisokoza/705619

――まずはクリニックの概要についてお聞きしたいのですが、「ベースボール&スポーツクリニック」は院名の通り、野球選手を始めとしたスポーツ選手の治療やサポートを行っているのでしょうか。
 はい。当院ではスポーツ選手の治療とサポートに注力しつつ、一般的な整形外科分野のお悩みにも対応しています。とはいえ、患者さんはやはりスポーツ選手が多く、現状では9割を占めます。ある日の患者さんの数を見ると、68人のうち20歳未満が37人で、20歳以上が31人。成人のうち60歳以上はわずか6人です。60歳以上のご高齢の方が中心になる一般的な整形外科とは明らかに年齢構成が異なっていることが分かります。

 スポーツ選手のうち野球選手が占める割合は7割で、中にはプロもいますがほとんどが小学生から大学生のアマチュアですね。主訴としては多くが体の故障に関するもので、肘や肩、腰などの損傷を抱えた上でご相談されるケースが目立ちます。

 野球選手の来院が多いのは、クリニックの名前に「ベースボール」という言葉が入っていることと、これまで野球選手を診療する機会が多かったためではないでしょうか。2006年から筑波大学硬式野球部で部長やチームドクターとして現場と医療の橋渡しを行うようになり、その後、野球医学関係の書籍を出版したり、専門誌で連載を持ったりするようになったほか、メジャーリーグ関係のテレビ番組にレギュラー出演して解説をする機会もあるので、一般の方からは「野球の先生」などと思われているのかもしれません。